フェイス・ツー・フェイスで行われるクチコミ(word-of-mouth; WOM)研究とインターネット上で見知らぬ人と行われるeクチコミ(eWOM)研究とでは、本質的な大きな違いがある。特に動機に着目すると、受信者側の動機を主な論点としていた従来のクチコミ研究に対して、eクチコミ研究では、(a)発信者側の動機が論点とされ、(b)そこに経済的な動機も許容されるようになって、大きな違いがある(Kuwashima, 2019)。