Watts and Dodds (2007)は、一人のオピニオン・リーダーではなく、その周りにいる人がオピニオン・リーダーの意見を支えて行くことで影響が大きくなることをシミュレーションで示した。Kuwashima (2018)は、一人の無名の主婦がSNSでネットワークを構築し、支援者を得ることでアパレルブランドを立ち上げた事例を分析したところ、(a)オピニオン・リーダーを中心とするネットワークと (b)その支持者である6人の強固なコア・ファンの完全ネットワークを中心とするネットワークが併存することで、影響力が強まっていたことがわかった。