アウトソーシング先


アウトソーシング先

 一般に、application software developmentを暗黙の前提としたソフトウェア開発のアウトソーシング研究においては、hardware product characteristicsが無視される傾向がある。ところが、embedded software developmentにおいては、hardware product characteristicsに応じて、エンジニアに必要な能力、知識は異なる。Kobayashi (2015)は、hardware product characteristicsがソフトウェア開発のアウトソーシング先に与える影響を、ヒアリング調査を通じて明らかにする。embedded softwareの場合、アウトソーシング先のエンジニアは、製造元企業の内部で構築したソフト知識だけでなく、製造元企業の内部からしか取得できないhardware product characteristicの技術情報・知識も求められる。この蓄積が継続的に行われていることが、この種のソフトのアウトソーシング受注には必要となり、離職率の低さなどが決定的に重要になる。


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